土曜日のひととき
子どもが大きくなると、休日もほとんど家にはいません。
今日も長女はアルバイトへ、長男は弁当持ちで部活の大会へ。
次男も部活・お稽古ごと・学習塾と、一日中フルで動きます。
私も送迎の間に買い物、掃除、アイロン、料理などをすませます。
時間に追われるようなスケジュールに、ついため息をついた私。
「どうしたの?」
「なんだか忙しくて、ため息でちゃった。
家族が多いと動きもふえるからね。」
と、ちょっと愚痴が出ました。
すると次男が言うには
だけど幸せも多いよね。
木の根っこみたいでさ、大きくなると根っこも大きくなってきて、
からまって、うっとおしいんだけど、深くなるから
木はしっかり立つんだよ。
なんですと?
誰だ?
誰かに聞いた言葉なのか、好きな小説の好きなキャラクターの言葉なのか、
だとしても、ここで口にするのにはぴったりくる言葉。
なになに、いつの間にかこどもじゃなくなって・・・(u u)
おかあさん、少し感動しちゃったよ。でも・・・
空はすっかり秋の雲。
道向こうの田んぼは稲刈り。
いつもの一日なのに、ちょっとさみしいな。