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日常が素敵であるために。見て聞いて、考えたことあれこれ

すぐなる!

義母はとてもせっかちな人で

主人が学生の頃、たとえば7時に起こしてとお願いして寝ると

6時半から「7時だよ!」と起こされたらしい。

 

そういえば、付き合っている頃のこと、

私の車で主人を自宅に送ると、玄関前で主人の帰宅を待つ義母を見かけ

ちょっと驚いたことを思い出します。

 

結婚後も、家を訪ねると、義母のせっかちな性格が原因の

言動をいろいろと見聞きし、大変なところに嫁いだものだと思っていました。

 

つい最近、義母の思い出を話していたとき、主人から聞いたのはこんな話。

 

いつだったか主人が義母に尋ねたそうです。

なぜ、お願いした時間より30分も早くから指定の時間だというのか。

(帰宅時間も予定の時間を告げると約1時間前から玄関先に出入りしていたとか)

すると義母は言ったそうです。

「(指定の時間には)すぐなる!」と。

「?」(唖然として言葉が出ず)

 

30分前に声をかけても、実際に体を起こすのが指定の時間になってしまうから

ということでしょうか。

義母は10年前に他界しましたので、確かめようがないのですが、

この話を聞いて私は思いました。

 

今、このとき、悩んでても、楽しんでても、困ってても、幸せでも、不幸でも、

頑張ってても、サボってても、必ず未来の自分に

 

すぐなる!

 

だから、やるべきことを先延ばしにすると、何分後か何日後かに

また、ああ、これやらなくちゃ・・・と思ってる自分がいる。

だから、迷って迷ったまま放置すると、やっぱり、のちに

また同じことで悩んでる自分がいる。

 

そう、すぐなるのさ、未来に。

 

今、動く事で、必ずうまくいく未来ではないかもしれない。

でも、時間は待ってくれず、いい時も悪い時もどんどん時間は先に行く。

すぐなる未来に納得するために、今を意識して生きることがだいじなんだなあ。

 

今はこの「すぐなる!」は私のお気に入り。

立ち止まったときには「すぐなる、だからやっとこ」と

さっと動く、シンプルに考える、お手伝いをしてくれています。

 

正直、苦手だった義母。だって一人息子である私の主人のお姑さんですもの。

 

そんな義母の口癖が、ちょっとだけ変化して嫁の私に受け継がれているとは

思わないでしょうね。

 

さあ、ぼやぼやしてると明日にすぐなるので

いつもの一日に感謝して、やすむとします。